2007年6月5日付け
アウグスト州議(ブラジル民主社会党=PSDB)を乗せた公用車の後をパトカーが追跡。運転手は追い越しと思って脇へよけたが、しつこく追跡するので停車した。
運「何だヨ。うるさいナ。アウグスト州議の公用車に文句があるのか」
パトカーから軍警が、一斉に銃を構えて降りた。
軍「このヤロー。選挙時期でもねえのに州議が公用車にのってウロウロするはずがあるか。公用車を装った偽装拉致に決まってらア」
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サンパウロ州にいる貴女が「男が足りない」とお嘆きなのもごもっとも―。州立データ分析システムによると、昨年サンパウロ州では人口構成比が女性五一%に対し男性四九%、数で言うと女性が八六万人多かった。過去二十六年間で差は最も拡大したという。男性が女性を上回るのは〇歳から十九歳まで未成年者のみ。女性が多い原因は寿命の差で、七十五歳以上では女性は六〇万人と男性の一・五倍。女性の比率が最も高いのは大サンパウロ市圏、逆はレジストロ市。
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連邦警察は一日、児童らとセックスをした画像を製作、インターネットを通じてパラナ州ロンドリーナ市に住む十一歳の少女に送りつけた疑いで、教師の男(32)を逮捕、自宅にあったCDなどを押収した。少女が叔父に画像を見せ、叔父が警察に告発。警察は昨年九月から捜査を続けていた。
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ブラジル地理統計院(IBGE)は、全国で一〇五種の哺乳類、は虫類、両生類が絶滅の危機に瀕していると警告。サンパウロ州ではペレレッカ(カエルの一種)の絶滅が確認された。南東部の沿岸部沿い、特に大西洋山脈にそれら生物が集中しているという。一九八九年は七十七種だった。