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国道で14台玉突き事故=死者9人、原因は濃霧と煙=サンパウロ州

2007年6月9日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】サンパウロ州バーレ・ド・パライバ地区ジャカレイ市の国道ドン・ペードロ一世で、六日午後十一時半ごろ、連続追突のいわゆる玉突き事故が発生、九人が死亡した。
 警察によると、トラック四台を皮切りに十四台の車が次々と突っ込んだという。犠牲者の中にはカンポ・グランデ連邦大学(マットグロッソ州)の女性教授と子供の一家五人および妊娠六カ月の女性も含まれていた。
 事故当時、現場は濃霧のほか黒煙がたちこめていて、これで視界が利かなかったのが事故の原因とみられている。黒煙は不法炭焼きとみられ、当局では違法行為として捜査している。
 同国道では昨年、交通事故が一八三〇件発生し、四十人が死亡、今年一月から四月までは五八六件で死亡者が十六人に上る難所となっている。