2007年6月13日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】サンパウロ市アラメダ・フランカ街の路上で十日夜、フランス人観光客(35)がグループに襲われ、ナイフで刺されて死亡した。
観光客は十日、パウリスタ大通りで行われたゲイ・パレードに参加し、そこで知り合ったゲイ仲間三人と夕食した後、帰路の途中で被害にあった。同行した仲間によると、レストランを出て駐車場に向かう途中、三人ないし四人のグループが現れて、その中の一人が突然ナイフで刺したという。被害者は病院に搬送されたが死亡した。犯人グループはアウグスタ街方面に徒歩で逃亡したとのこと。
警察では同性愛を忌みきらうグループの犯行か、あるいは単に物盗りの犯行かの二点に動機を絞って捜査している。関係者によると、同性愛に反対する偏見者により、四日間に一人の割合で殺人が行われているという。また、警察によると、ゲイ・パレードで三五台の携帯電話を盗み、所持していた三人組が現行犯で逮捕された。