2007年6月13日付け
サンパウロ市が進める美化運動「シダーデ・リンパ」の波がリベルダーデにも押し寄せてきたようだ。
最近になって、ガルボンブエノ街の店舗やビルの看板が外され、無残な姿をさらしているのが目につきはじめた。〃東洋〃を求めて訪れる市民も面食らうだろう。
付近の商店主によれば、市の担当者が訪れ、指導していったという。罰金一万レアルと言われれば聞かざるを得まい。嘘か本当か店先のポスターまで取り外しの対象になっているとも聞く。
「ここは市の特別観光地区だから、施行前に手を打つこともできたんだろうけど」との声も聞こえるが、あとの祭りか。
週末ごとに賑わうリベルダーデ。その人出もここ五、六年のことだという。すずらん灯を塗り替え、広場も広くきれいになったのは結構だが、デカセギ業者の看板まで無くなった町の景色はどこか殺風景だ。 (ま)