2007年6月15日付け
【静岡新聞】浜松ブラジル協会や浜松まつり本部、浜松国際交流協会などでつくる「日本ブラジル移民百周年記念事業浜松実行委員会」(委員長・石川エツオ浜松ブラジル協会会長)は十六日から、ブラジルのリオデジャネイロとサンパウロの二都市を訪問する。ブラジルで来年六月に行われる移民百周年記念事業の参加に向けて現地調査を行い、本格的な準備を始める。一行は十二日、浜松市役所で結団式を行った。
最初に訪れるリオデジャネイロでは、記念事業として行う凧(たこ)揚げの会場候補地のコパカバーナ海岸などを視察する。政府関係者ら約三百人とともに、リオ百周年委員会発足式にも出席する。また、在リオデジャネイロ日本総領事館などを訪問する。
サンパウロでは、ブラジルの法曹関係者らでつくる日伯比較法学会や百周年記念協会の代表者と打ち合わせをしたり、現地の県人会メンバーと交流を図ったりする。
同日は、結団式の前に鈴木康友市長を表敬訪問し、石川委員長が「来年の本番に向けて、浜松の文化をブラジルに紹介してきます」とあいさつした。
鈴木市長は「浜松市にとっても大切な事業。今回の訪問が大きな成果を挙げることを期待している」と激励し、リオ州知事やリオ市長あての親書を手渡した。
訪問団は、石川委員長のほか、溝口直樹浜松まつり本部凧揚げ部長、小粥忠昭・浜松ブラジル文化交流振興会会長、飯尾忠弘・浜松国際交流協会専務理事、荻田卓司浜松観光コンベンションビューロー事業部国際部長ら十二人で構成する。