2007年6月21日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】ルーラ大統領は十九日、上級管理職と呼ばれる補佐官を新たに六二六人採用することを承諾した。同大統領は前日、既存のこのクラスの二万一五六三人の大幅な昇給を承認する暫定令を発令して物議をかもしたばかりで、新規採用は新たな批判の的となっている。
これとは別に連立与党では採用ポストの争奪戦が水面下で始まっている。野党の一部でもこれに加わる動きが出ている。このクラスでは所属政党に給与の一〇%を上納することになっている。労働者党(PT)ではこれまで四六八二人を送り込んで党財政に貢献させている。
このために政党のポスト争いがし烈を極めている。新規採用で今年の国庫負担は一三五〇万レアル、来年は二三二〇万レアルとなる。