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市警上層部らを摘発=連警=ビンゴ業者から収賄

2007年6月23日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十二日】賭博マフィアを追及している連邦警察は二十一日、サンパウロ市内でビンゴ業者から賄賂を受け取っていた組織を摘発した。
 組織は取締りを担当する市民警察に始まり、市警組織の上層部や刑事、税務官吏が連座していた。先にスロットマシンの目こぼしを目的とした市警の収賄事件が明るみにでたが、今回のビンゴに絡むものは、新しい別の組織となっている。
 一連の捜査をしていた連警は告発を受けた昨年八月から内偵を続けていたが、一月十八日の電話盗聴記録から立件した。そこには市警捜査員とビンゴ業者の弁護士が、収賄先と金額の具体的話し合いが記録されている。
 中でも注目されるのが、警察の各区本部を通り越してサンパウロ市警察司法本部に話を持ちかけて承諾された点だ。連警では収賄のほか、犯罪組織結成や資金洗浄の容疑で起訴する方針を固めている。