2007年6月23日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】十日にサンパウロ市パウリスタ大通りで行われたゲイパレードに四五〇万人が参加してゲイパワーを見せつけたが、これに先立つ八日、サンパウロ市役所はゲイのエイズ患者が急増しているとして警戒を促した。
ゲイ単独の統計発表は初めてのこと。それによると一九八三年から二〇〇六年までのHIV検査で陽性と診断された市民は七九三七人に上り、〇六年のホモセクシュアルの割合は三七%、バイセクシュアル(両性愛好者)が一八%で、両方で半数以上を占めた。いっぽうで一九八〇年からのエイズ患者は登録ベースで六万四七〇三人、このうちバイセクシュアルが三三%、ホモセクシュアルが二一%で、これも両方で五四%の過半数を超えた。