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大耳小耳

2007年6月26日付け

 アサイ市で計画中の城の建設予定地を訪れた際、いくつかの鉱石類を目にした。水晶はほとんどが拳ぐらいの大きさのものばかり。その他にエメラルドの欠片らしきものもあった。ただ、真っ白な水晶ならかなりの価値があるように思われるが、北パラナの赤土にまみれ半分ぐらいが赤く染まっている。研磨できる人がいれば、同プロジェクトの費用の足しにできるかもしれないのだが。
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 百周年記念事業、新アルモニア日伯学園構想がついに動き出した。しかも、その資金は西村俊治氏を初めとする学生寮関係者六十六人の自助努力の賜物。特に同校の理事長ら役員は相当の自腹を切ったとか。ある参列者からは「百周年はこんな時だけ出てきて、金も協力しないのに、いいところだけ持ってく」との声も。今回は幼稚部校舎(約七十万ドル)だけだが、本来の中心事業は高校部校舎の三百三十万ドル。こちらの方には「これから協力」でも充分間に合う。本来手伝ってくれそうな団体や機関から〃自助努力〃を賞賛されても、気分は複雑か。