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犯罪組織掃討作戦を展開=多数のヘリで機銃掃射=近くの国際空港も一時閉鎖=リオ
2007年6月27日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】リオデジャネイロ市北部イーリャ・ド・ゴベルナドール区のファベーラ、モーロ・ド・デンデで二十五日、市警による犯罪組織掃討の大がかりな作戦が展開されたため、トン・ジョビン国際空港が一時閉鎖される事態に陥った。
掃討作戦に市警のヘリコプターが多数投入されたため、空港整備公団がヘリコプターの発着や飛行を優先、航空機との接触を避けるために民間機の発着を規制したもの。閉鎖は二十分間にわたったが、発着の間隔時間延長は終日にわたり、発着は大幅に遅れた。警察の行動による飛行便の遅れは異例のでき事。
同ファベーラはリオ市北部で麻薬取引の最大の拠点とされていることから、市警は組織撲滅のために突入を決行した。犯罪組織はこれに抵抗、銃撃戦や追跡は終日にわたって繰り広げられ、近隣五地区に騒動が広まった。警察の目をごまかしたり、追走用に少なくとも七台の車が盗まれ、二人の市民がケガをした。犯罪組織の三人が銃撃戦で死亡、多数の逮捕者が出た。
一味はファベーラから三台の車に分乗して市中に入り、同区の第三七警察署と、二カ所の駐在派出所に襲撃を加えた。いずれも銃弾でガラスが割られる被害となったが、幸いケガ人は出なかった。ただ第三七警察署前に駐車していた三台の車は被弾して損傷し、中にいた市民が腕にかすり傷を負った。
同区でも高級住宅とされるジャルジン・グァナバラ区では住民がヘリコプターの機関銃による機銃掃射に肝をつぶした。多数の民家に銃弾が命中、中にはアパートの室内に三発射ち込まれた家もあった。同区に三十年以上も住む年金生活者は、こんなでき事は初めてのことだと目を丸くしていた。