2007年6月27日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】サンパウロ市ヴィラ・オリンピア区で二十五日、ショッピングセンター建設予定現場で起重機の一部が倒壊したため、作業員四人が死亡、一人がケガを負う事故が発生した。
事故はジュセリノ・クビチェック通りとマルジナル・ピニェイロス大通りの角の十八階(地上七〇メートル)建てビルの建設現場で、起重機の鉄枠が倒壊したもの。三人が鉄枠の下敷になったり、はね飛ばされて地上に落下し、死亡した。一人は地上四五メートル上のロープにつかまり消防に救助されたものの、心臓マヒで死亡した。
建設現場ではこれまでにも違法性が指摘されて、当局が検査していた。建設会社では起重機はこれまで事故の前歴もなく、新品だったと釈明している。その上で死亡者の遺族には全面的な援助を行うとの声明を発表した。