ホーム | 日系社会ニュース | 佐川医師、移民史語る=岐阜県人会、独自の趣向

佐川医師、移民史語る=岐阜県人会、独自の趣向

2007年6月27日付け

 岐阜県人会(山田彦治会長)は、十六日、佐川ガブリエル医師(二世)を招いて、第三回文化講演会「移民昔話」を同会館で開催した。
 佐川さんは、モジ・ダス・クルーゼス出身。「日系人の歴史は百年と長いので」と、移民史を(一)最初にブラジル来た日本人たち、(二)笠戸丸から第二次世界大戦、(三)第二次世界大戦から今まで、の三つに分け説明。
 一八〇三年に、ロシアの軍艦に乗って来伯した三人の日本人の話から始め、順に時代を追って、日伯交流の歴史の概略を説明した。
 十七人が話に耳を傾け、山田会長は「今回は少し固い話をしてもらったので、次回は佐川さんの経験談からの移民史を語ってもらいたい」と、続けていく見通しを語った。