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大耳小耳

2007年6月27日付け

 日本で最もアマゾン関係資料を保有しているといわれる「アマゾン民族館」には多くの人が訪れている。中でも〇二年六月四日に天皇皇后両陛下、九九年九月二十五日に秋篠宮夫妻がそれぞれ来訪している。館長の山口吉彦さんは自慢の奥地探検家スタイルで迎えたという。ブラジルに興味を持つ人がさらに増えてくれれば、来年の移民百周年はもっと盛り上がるだろう。
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 日本企業の駐在員の子弟は、ブラジル現地の学校に入らずに日本人学校に、と従来ずっといわれてきた(一部がアメリカンスクールに入学するのは別にして)。コレジオ・イタチアイア(教育省認可)は幼稚園・小・中学校の一貫教育校。同校教師によれば、近年、幼稚園(日本人子弟特別クラス)課程からそのまま小学校に進学する児童が出てきたとか。もちろん親の意思。駐在期間が終われば、児童も帰国するが、バイリンガルの芽がここで出るのであれば幸い。
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 沖縄県人会の長老の一人、宮城松成さんが二十三日、九十三歳で亡くなった。一九七四年に、沖縄タイムスの海外通信員第一号となり、コロニアの県系ニュースを地元に伝え続けた。同タイムスは二十六日付けコラム「大弦小弦」で宮城さんの人生を取り上げ、愛郷心の強さを称えた。「九十歳を超えても週二本の記事を郵送」「訃報前にも記事が届いていた」という。琉僑といわれるほど世界で活躍する沖縄県人は多いが、このような地元との繋がりがあってのことだろう。