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短期資金の流入急増=1―4月期=前年同期比5倍に

2007年6月28日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十七日】ブラジル中央銀行のデータで、今年一―四月の期間に金融機関が外国市場で調達し、ブラジル国内で融資した短期資金の総額が二四一億四七〇〇万ドルと、前年同期の四八億四二〇〇万ドルに比べほぼ五倍に増加したことが確認された。
 ここで言う短期資金は融資期間が一年未満のものを指し、経済情勢が悪化した場合は即座に回収される投機的性質を有している。このほか、同期に直接投資は一〇〇億四九〇〇万ドル、証券投資は九五億二六〇〇万ドル、長期融資(一年超)は一〇六億六八〇〇万ドルに達した。
 同期の貿易収支は一二九億一〇〇万ドルの黒字だったため、短期資金の総額は約二倍に当る。そのためドル流入によるレアル高は、中銀の主張する貿易黒字ではなく、引き下げ傾向にあるとはいえ他国と比較すればまだ高い金利に起因しているとみられる。
 こうした短期資金の運用を抑制するため、中銀は三週間前に金融機関による為替オペの規制強化策を打ち出した。金融機関はドル買いの保証として、購入金額以上の資金提示を義務付けられた。「中銀は短期資金にできるだけ振り回されないように対策を講じた。それにより国際収支はさらに安定する」と中銀のロペス経済局長は述べた。

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