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混乱避けられない見通し=コンゴーニャス空港=滑走路補修工事遅れる

2007年6月28日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十七日】管制トラブルで全国的に航空機の発着が遅れて混乱している中で、サンパウロ市コンゴーニャス空港では新たな問題が表面化して航空会社では頭を悩ませている。
 五月から始まった主要滑走路の補修工事が遅れを見せて、工事終了予定の今月二十九日からの運用再開がおぼつかないのが現状。ドル安が続く中で海外旅行が人気を博し、休暇シーズンに入ったことで旅行がピークを迎えているだけに、空の混乱は避けられない状況となっている。
 空港整備公団は予定通り運用を再開するとしているが、発着の間隔が大幅にズレ込むことは必至とみられている。航空会社では予約でほぼ満席となっているのに対し、客先に出発延期を勧告している。この工事でこれまで四八機がクンビッカ空港に移され、一〇六機がキャンセルとなっている。