2007年6月28日付け
童謡と唱歌で呼び戻そう日本の心―。ブラジル日本会議(上野アントニオ会長)は、日本を代表するソプラノ歌手、森敬恵さんグループを招いて「日本の心のコンサート」を、七月十日から、パラナ州イグアスー市、クリチーバ市、マリンガ市と、サンパウロ州内憩の園、文協大講堂の五カ所で開催する。
イグアスー市は同市長からの招待、文協でのコンサートは、憩の園チャリティーショー、移民百周年記念前夜祭ブラジル・コンサートでもある。
森さんは、東京芸術大学大学院オペラ科修了。数々の公演、二度のイタリア留学を行い、〇二年の「日本・インド国交樹立五十周年記念式典」では、日本国歌をソロ演奏。翌〇三年には、台湾台北市の「日台文化交流コンサート」に招待され、李登輝前総統など各世界代表らの前で公演し、好評を得た。
最近では日本社会や青少年の精神的荒廃を憂慮し、日本の心を呼び戻そうとトーク・コンサート運動を各地で行っている。
共演する吉川健一バリトン歌手、長谷川忍アルト歌手らも音楽大学を卒業後、コンクールやオーディションなどで受賞。公演やイタリアでの留学などの経験を積んでいる。
日本の心のコンサートでは、「さくら」や「荒城の月」、「浜辺の歌」、「宵待草」など、代表的な童謡や唱歌を披露する。
開催地、日時はつぎの通り。七月十日午後七時=イグアスー市。十一日午後七時=クリチーバ市。十二日午後七時=マリンガ市。十四日午前十時=憩の園。十五日午後一時半=文協大講堂(サンジョアキン街381)、十七歳以下は無料。協力券は十レアル(憩の園へ寄付にあてる)。