2007年6月30日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】サンパウロ市都心とグアルーリョス市サンパウロ(クンビッカ)国際空港を結ぶ急行列車のお目見得が現実性を帯びてきた。サンパウロ州政府は官民合同プロジェクト(PPP)で総予算一七億五〇〇〇万レアルを投じ、二〇一〇年運行開始を目指して年内に入札を行う意向を発表した。
構想ではエアポート・エクスプレスと名付けられ、全長二七キロを十五分で走行する。新規路線設置は九キロのみで、残りはエンジェネイロ・ゴラール駅まで既存のパウリスタ鉄道(CPTM)の路線に直結する。
計画では乗車料金は二五レアルで、空港までの利用者は一日二万人を見積もっている。都心の駅はブラス、バラ・フンダ、ルースが候補に上がっているが、ブラスとルース駅いずれかに絞られる。