フェスティバル予算は116万レ=県連代表者会=21万レ請求訴訟もはじまる
2007年6月30日付け
ブラジル日本都道府県人会連合会(松尾治会長)の六月定例代表者会議が二十八日午後四時から文協ビル会議室で開かれた。来月に迫った「第十回フェステバル・ド・ジャポン」の準備状況などについて説明されたほか、一昨年の第八回フェスティバルの会場業者から起こされている追加請求訴訟の進ちょく状況などが報告された。
この日は総領事館の沖田豊穂領事が出席。来月十三日から文協ビルで行われる在外選挙公館投票について説明するとともに、前回衆院選の二千百五十二票から「今回は二千五百人以上は投票してほしい」と呼びかけた。
来月二十日から二十二日までの三日間、イミグランテス展示場で行われる「第十回フェステバル・ド・ジャポン」。開催前では最後となる今会議では、郷土食スタンドや、テーマ「日本の美」に関する展示場所等について加藤恵久実行委員長が説明した。
昨年は四日間で十万人が来場。今年は同展示場全体を使って実施することから、実行委では約十八万人から二十万人の来場を見込んでいる。
入場料は昨年同様五レアル(一二歳以下と六五歳以上は無料)。また、ジャバクアラ、コンセイサン、サンジューダスの駅から無料送迎バスが出る予定。
今年のテーマ「日本の美」では、各県人会が母県のポスター四枚をそれぞれ出展。会場ではそのほか、花や錦鯉、盆栽なども展示する計画だ。
財務担当の大西博巳副会長の説明によれば、三月当初の収入予定は百六十五万レアルだったが、現在の予想は百十六万四千レアル。約八十二万レアルがスポンサー料で、残りは場所代や県人会の参加費、入場料収入。
支出の予定は百十六万レアル。ニッケイ新聞の取材に対し大西氏は「なんとか赤字にならず、みなさんには迷惑を掛けなくて済む予定です」と話した。
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この日はまた、〇五年の「第八回フェステバル・ド・ジャポン」にからみ、会場設営業者から昨年起こされた二十一万レアルの追加請求訴訟についても進ちょく状況が報告された。
二十八日午前、裁判所で原告側と被告側の初顔合わせが行われ、松尾会長と同件を担当する林アンドレ弁護士(前愛知県人会長)が出席した。松尾会長は「特に何も進展なく、そのまま終了した」と今回の裁判についての報告をした。
続いて林弁護士が今回の裁判にいたる経過を説明。
当時の決算報告書に未払いに関する記載がないことを挙げ、県連側としては払う必要はないとの考えを示した。
これに対して出席者から「各県人会からカンパして早急な解決をするべきだ」との意見も飛び出したが、他の出席者から「そんなお金はないし、払う必要はない。もし払うと言うならば、肩代わりしてもらいたい」と強い口調で反論する場面も見られ、会議は一時紛糾した。
林弁護士によれば、県連と同社の間では大雑把な契約しかされておらず、同社が設置したテントの大きさにより金額が変動する。そのため、金額等の詳細な記載や証拠が残っていないという。取材に対し同氏は、証拠も特にないことから、支払いの可能性は低いとの見方を示した。
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このほか、長友契蔵宮崎会長から県連・ASEBEX共催の「県連第一回弁論大会」を十一月十八日に開催する件が報告された。