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気になる上院議長の行く末=議員ら「明日は我が身」か

2007年7月4日付け

 【ヴェージャ誌二〇一三号】レナン・カリェイロス上院議長(以下レナン)は一九七八年に政界入りしてから三十年になる。生まれつきの政治家タイプだったらしく、アラゴアス州州議に初当選すると、すぐに州政府に取り入った。
 レナンゲート疑惑では、持ち前の政治的才能を発揮した。上議全員ではないが、ほとんどを手中に掌握したのは流石である。実をいうなら、シッポを捕んで脅したのだ。レナンは法相経験があり、連邦警察には多数の配下がいる。政治家は概ねスネに傷があり、潜在的に連警を怖れている。
 連警職員の大部分にレナンの息がかかっている。上議らは自分の首を絞めたくなければ、レナンに媚びるのが賢明だ。レナンが兄貴分なら、上議らは杯を貰った舎弟である。北東部地方の鉄のしきたりを、首都へ持ち込んだのだ。
 上議らは何をしたのか。上議はインポでない限り、若いピチピチした美しい愛人をかこっている。そして愛人のお手当てを負担する事業家がいて、便宜を図っている。お互い他人のことに口を出さないのが鉄則。他人を咎めない泥棒の世界と同じだ。
 政治家稼業三十年といえども、レナンは墓穴を掘りつつある。政敵を陥れるあまり、自分のけがれた私生活を暴かれることになった。レナンへの攻撃は、いつしか議長職の冒とくという上院攻撃となった。
 レナンはギロチンから逃れるため、ありったけのカードを賭けて倫理委員会の不問で問題を葬ろうとしている。ほとんどの上議も内心事なきを願っている。しかし、ボロは隠せない。資産明細が合致しない。牛の頭数が食い違う。
 レナンが弁明する度に意外なことを言い出し、収拾がつかなくなる。上議らは、レナンがどう逃げ切るか固唾を飲んで見守っている。自分もモニカとズレイドを抱えているから。
 国民とレナンの私生活を混同させるのは、難しい。レナンの政治力と上院を混同させるのも難しい。レナンは沈没船に乗り、上院をも道連れにしようとしている。レナンの議員権だけに傷がつくのではなく、議会政治にも傷がつく。それでもレナンは足を掻くのか。いい加減に休職したらどうか。

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