2007年7月6日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙五日】サンパウロ市内の交通は四日、大型トラックの事故や都心乗り入れ規制(ロジージオ)の解除などが原因で渋滞に陥り、今年に入って二番目の混乱ぶりとなった。
マルジナル・チエテのクルゼイロ・ド・スル橋の地点で午前四時半ごろ、大型トラックが横転し、上下線とも走行停止となった。交通技術公社(CET)では大型車を移動させる設備を有していないため、大型トラックを取り除くのに六時間を要した。
これに加えて二日から十三日まで試験的にロジージオが解除となったことで、走行車が増えて渋滞となった。マルジナルでは五七キロに達した。これによりサンパウロ市内では午前九時半に渋滞は一二二キロとなり、通常の二六キロを九六キロも上回った。夜に入り一八八キロに達し、今年二番目の渋滞を記録した。
関係者はロジージオ解除が渋滞の原因と指摘しており、これを受けてカサビサンパウロ市長は統計を見た上で、ロジージオを再開するか検討している。