2007年7月7日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙六月二十八日】サンパウロ市内の道路で交通事故死の最も多いのがマルジナル・チエテ大通りで、二〇〇六年度は五十三人が犠牲となった。二番目はマルジナル・ピニェイロス大通りの四十三人で、M・ボイミリン道路が二十八人で三番目だった。
交通技術公社(CET)が保安局の協力で分析したもので、事故の詳細を把握して事故死を減少するのが狙い。市内全体では〇六年は一四八七人で、〇五年の一五〇五人より減少した。道路全長に対する事故密度では南部のセナドル・テオトニオ・ビレナ大通りが平米当り三・五一人と最も多く、次いでM・ボイミリン道が三・〇八人、ロバート・ケネディ通りが二・九〇人で続いた。マルジナル・チエテは二・一六人で六番目だった。
事故死で最も多いのが歩行者の轢死(れきし)で昨年は七三四人に上った。しかし、〇五年の七四八人よりも減少した。CETが七〇件の轢死事故を検証した結果、六三%が横断歩道以外の場所で犠牲となっていた。
乗用車、バス、トラックの車内での事故死は昨年二八九人で、〇五年の三一九人に対し九・四%減少した。犠牲者は金曜日から日曜日の週末の三日間に多く、七六一人を数えた。時間帯は十八時から二十二時がピークで一六二人の死者となった。
バイクでの事故死は三四五人から三八〇人へと一〇・一%の上昇となった。この上昇率はバイクの保有台数の一〇%増加に比例している。事故原因は、CETによると、半数以上が車の間を縫い歩く無謀運転だとしている。CETでは今後もバイクを巻き込んだ事故が多発するとみており、バイク専用車線の設置を検討している。