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ブラジルが2連覇=サッカー南米選手権=ア軍有利をはね返す

2007年7月17日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十六日】サッカーの南米選手権の決勝が十五日、ベネズエラのマラカイボ市で行われ、ブラジル代表がアルゼンチンを三対〇で下し優勝し南米一の栄冠を手にした。ブラジルの優勝は前回二〇〇〇年のペルー大会に続く二連覇で通産で八度目となった。
 アルゼンチンが十六得点で五試合全勝で決勝に進出という絶頂期だったのに対し、ブラジルは主力選手を欠きながら評価も著しくなく、対ウルグアイ戦の準決勝はPK戦で辛うじて勝利を収めたことなどから、戦前の下馬評ではアルゼンチンの優勝の呼び声が高かった。しかしブラジルは土壇場で底力を発揮した。
 試合はアルゼンチンが攻撃力を発揮して主導権を握ったのに対し、ブラジルが隙をついて反撃する展開となった。開始三分早々、ブラジルが先制したことでアルゼンチンに乱れが生じた。三十九分にはア軍DFのアジャラ選手の自殺点で二対〇とした。後半はブラジルのDF陣の防御でア軍の得点を許さず、二十三分にダニエル・アルベス選手が決めて三対〇として、そのまま逃げ切った。
 これによりブラジルは二〇〇九年に南アフリカで開かれるコンフェデレーション・カップに南米代表として出場する。