2007年7月21日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】サンパウロ州交通局は十三日、車の運転免許証の発行あるいは書き換えを従来通りとすることを決定、十四日付の官報(ジアリオ・オフィシアル)で公布した。
これは同局が十二日の通達令で今後、運転者の選挙区の場所に限定するとしたもの(免許証取得や書き換えは選挙の投票を行う場所に限定、このため手続きに選挙証を提示することを新たに義務づけた)を急きょ撤回したことによる。
交通局によると、免許証に絡む不正が横行し、仲介業者が地方都市のものをサンパウロ市内に持ち込んで売買するのが多発していることで、その取締りを狙ったが、国家道交法ではこれを規制しておらず、サンパウロ州の規制は違憲性を指摘されたことで、取り止めとなったもの。
免許証発行はサンパウロ州郡内で月間一万五〇〇〇件、地方市で合計三万件となっている。