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沖縄県人会、新センター建設で=母県に再度計画書提出へ

2007年7月21日付け

 沖縄県人会(与儀昭雄会長)は十二日、同県人会館で定例理事会を開催した。与儀会長と山城勇総務委員長が先月六日から二十日まで、母県を訪問、県知事はじめ各市町村長に来年八月の「ブラジル沖縄日本移民百周年祭」の計画や、沖縄文化普及・交流センター建設について説明をしてきたが、理事会の席上、その報告が行われた。
 焦点となったのは、交流センターの建設問題で、総工費約九億円の五〇%の支援を求め県に要請したが、県は「今の段階では難しい」との回答。
 問題点は、なぜ新センタと現在会館の、二つが必要なのか、その必要性と建設後の維持費や運営、利用法など、である。母県はその細部の説明の提出を七月末までに求めている。
 再検討された案について、先月二十九日、各委員会代表が沖縄文化センターに集まり、見取り図を見ながら、意見を交わした。
 その結果、建設費の五〇%を要請する方針は以前と変わらないことを確認、建設後の運営維持計画、設計図を記した書類を三十一日までに再度県に提出する。
 与儀会長は「そのままの考えでいく。県が納得する返答を期待したい」とコメントした。