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「ACM」上議、逝く=軍政時代から政界で活躍

2007年7月24日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十一日】ACMの愛称で親しまれたアントニオ・カルロス・マガリァンエス上議が二十日午前十一時四〇分、入院先のサンパウロ市インコル病院で死去した。享年七十九歳だった。同上議は内職疾患で六月十三日から同病院に入院していた。遺体は軍用機でバイア州サルバドール市に運ばれて知事官邸に安置され、州民多数が最後の別れをした。
 同上議は軍政時代から不屈の精神で政界で活躍、民主政権に移行してからは野党の御意見番とも呼ばれて広い層の支持を集めた。なかでも出身地のバイア州では圧倒的な支持のもとに絶対的な発言力を持っていた。同上議はサルバドール市長をはじめ同州知事、郵政大臣、上院議長などの要職を歴任した。
 略歴は一九五四年に州議として政界にデビュー、五八年に下議に当選し、六二年と六六年に再選された。六七年にサルバドール市長に就任。七〇年にバイア州知事に当選、七八年に再選されて八三年まで政権を担当した。八五年郵政大臣に就任。九〇年までとどまった。その年、再度バイア州知事に当選。九四年に上議に当選、九七年と九九年に上院議長に就任し二〇〇一年まで続いた。〇二年に上議に再選、現在に至った。