2007年7月24日付け
パラナ州と兵庫県の姉妹都市が、移民百周年を記念し、「日本の美術、近代から現代」を企画した。姫路市や西宮市から絵画約百四十点をブラジルに搬入、〇八年六月から十月までの約三カ月間、クリチーバ市のオスカル・ニーマイアー美術館で展示する計画である。下見に河崎晃一さんが十日に来伯した。
河崎さんの話によると、ロベルト・レキオン同州知事の夫人、マリステラ・レキオンさんが館長をしていることから、会場が決まった。
計画の現段階では、来年、井戸敏三知事はじめ同県から来賓が来伯し、テープカットなどのセレモニーを行う。二十世紀の美術を強調し、日本で有名な小磯良平画伯の油絵を主に、木版画なども飾られる。また、井戸知事が推薦した絵三点も展示する予定。
河崎さんは「来年ぜひ多くの人に鑑賞してもらいたい」と話した。