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北パのマウア入植50周年=日系5人に名誉市民章

2007年7月31日付け

 【ロンドリーナ】マウア・ダ・セーラ文協(高橋勇ペドロ会長)は、八日、同地に日系人が入植して五十周年を記念して、「入植五十年祭」を開催した。会場は、改装なった協会会館。西森ルイス州議、エルミス・ウイッチ市長、ニルソン・ドス・サントス市議会議長らが来賓として顔を見せた。
 高橋会長は、祝賀あいさつのなかで、「当地は入植当時、生産性の低い土地といわれたが、入植者の努力によって、農業は州内の模範と評されるまでに充実した。また、文協活動は、歴代会長の尽力で、マウアの発展に寄与している」と歩みを語るとともに、感謝の意を表した。同市には大手種子会社が進出、「カピタル・デ・セメンチ」と呼ばれる存在。
 席上、市の発展に貢献した五人にニルソン議長から名誉市民章が授与された。五人は、上村幸三、山中利幸、高橋勇、佐藤光雄、田村正甫の各氏。また功労者七人に感謝状が手渡された。授与されたのは、今村和夫(故人)、上村諭紀臣、高橋秀逸、佐藤光雄、上村幸三、山中利幸、田村正甫の各氏。
 祝賀昼食会は、体育館に会場を移して行われ、およそ五百人が参加した。昼食会後、会館に戻って演芸会。日語学校生徒、青年会、婦人会、和太鼓部の芸達者たちが、それぞれ自信あふれる芸を披露した。
 マウアの人口は一万人、文協会員数は九十家族。高橋会長を中心に婦人部、青年部の活動が特に活発だ。   (中川芳則通信員)