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今年上半期の歳入増加=基礎的財政収支も黒字

2007年8月1日付け

 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙、エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】今年上半期の中央政府(国庫庁、社会保障院、中銀)の歳入が二九五五億レアルに上り、前年同期(二六一一億レアル)と比べ一三・一%増加した。
 州と市への交付金は五二三億レアル(前年同期比一四・四%増)、歳出は一九九四億レアル(同一二・七%増)で、基礎的財政収支(プライマリーバランス)は四三七億レアルの黒字(同一三・五%増)となった。同黒字の対GDP比は三・六%(同〇・一一ポイント上昇)。
 アウグスチン国庫庁長官は、八月の目標を六月に達成したと同収支の黒字を前向きに評価した。政府の今年の黒字目標は五三〇億レアル。同長官はまた、GDP成長を上回る率で増加してはいるが、昨年より増加率が低下したとして、歳出の増加をポジティブなものとみなした。昨年上半期はGDP成長率を六・二%上回ったが、今年はプラス二・七%にとどまっている。
 さらに同長官は、公共投資が七三億四〇〇〇万レアルと前年同期(六〇億一〇〇〇万レアル)から二二%増え、歳出の増加率を上回ったことは高く評価できると述べた。しかし、それは今年の投資予定額二四四億レアルの二九・九%を占めるに過ぎない。