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anew=福本社長が6月に赴任=新生活スタイルを提案

2007年8月2日付け

 六月十五日にナチュラリー・アニュー・コメルシオ社=サンパウロ市イタイン・ビビ区=の社長として赴任してきた福本利通氏(46、京都府出身)が、加藤滋役員室長(54)と共に七月三十日に来社した。
 一九七二年に創業し、七六年にブラジル現地法人を設立したアニューグループでは、今まで橋本幸雄会長が同コメルシオ社の社長も兼務してきた。
 今回赴任した福本氏は入社二十六年目、京都で販売店社長になって十二年。「仕事でブラジルに来ることは、自分の成長のためにすごい勉強になる」と福本氏は考え、四店舗のオーナーだが、今回は「社員に任せてブラジルに赴任した」という。
 二年前に社員研修で、南マット・グロッソ州カンポ・グランデ近郊にある同農場に行き、「強い感動を受けた」という。
 同農場では薬草二十七種、穀物十六種、果物・野菜三十七種の合計八十種類もの現地食材と、パンタナールのミネラル水を使い、「燦々(さんさん)ブラジル酵素」というサプリメントを生産しており、同社の主力商品になっている。腸内の健康を守り、新陳代謝を高め、免疫力を高める作用があるという。
 ブラジル社は海外現地法人中で最も伝統があり、最大の販売拠点。販売員は全伯で五千人を数えるという。福本氏は「anew運動は食生活の改善、新しいライフスタイルを提案するもの」と語り、二年間の任期への意気込みを見せた。