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遺体を間違えて引渡し=墓掘り起こし、遺族憤慨

2007年8月3日付け


【エスタード・デ・サンパウロ紙二日】TAM航空機事故で犠牲となった遺体が遺族に引き渡されたが、実は他人だったことが判明した。間違われたのはサンパウロ州ビリグイ市の実業家で、妻子および義弟とともに同市の墓地に十日前に埋葬された。
 しかし、法医学研究所(IML)で三十一日、誤りに気がつき、墓を掘り起こして再収容した。この遺体の身許は不明。
 IMLによると、職員が遺体の棺の番号を間違えて取り換えたもので、埋葬されてしまった身許不明の棺がないことに気がついたという。
 IMLの不手際は元より、家族は墓を無断で掘り起こしたことに憤慨すると同時に、本当の遺体の早期引渡しを要求している。IMLでは責任の所存を追及するために調査を始めた。