ホーム | 日系社会ニュース | 初の国会議員の客=茨城県人会が歓迎、大喜び

初の国会議員の客=茨城県人会が歓迎、大喜び

2007年8月3日付け

 まさに光栄の至り――。茨城県人会(鈴木康夫会長)は、七月三十一日来伯した永岡桂子農林水産大臣政務官(衆議院議員、比例区北関東)らの歓迎会を、同日、県人会会館で行った。昨年盛大に四十五周年を迎えた同県人会では、日本の国会議員を迎えたのは、今回が初めて。西林万寿夫在サンパウロ総領事夫妻、県人ら約三十人が集まり、なごやかな歓談が行われた。
 来伯したのは、永岡議員、中島勇同政務官秘書官、大野高志大臣官房国際部国際協力課長、佐藤仁美同課係長、増川克義同部国際政策課課長補佐の五人。
 会の冒頭、鈴木会長は、満面の笑みを浮かべて「初めて国会議員をお迎えし、まさに光栄の至りでございます」と力を込めて挨拶。
 永岡議員は、イビラプエラ公園内の先没者慰霊碑、日本館、サンパウロ史料館などを訪問し「日本の文化、歴史を感じさせる。移民の方の心の拠り所があるのかな」と感想を語った。
 西林総領事の発声で乾杯し、歓迎会が始まった。県人らが永岡議員に声をかけようと集まる様子や、議員自らが各テーブルを廻って参加者と交流を深める姿が見られた。
 グァタパラから駆けつけた川上淳同農事文化体育協会会長は「飾らない人だった」。県人の真藤浩子さんは「また来てもらいたいですね」と話した。
 「偉い方でなくて、ここに住んでいる一般の人たちと話をしたい、と言われたんです」。鈴木会長は永岡議員の言葉を紹介し、「打ち解けた感じの方でよかった」と安堵を見せた。