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自動車業界、破竹の勢い=記録更新続く国内販売

2007年8月4日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙七月三十一日】自動車業界は国内販売最高記録をまたも更新した。七月も余すところ四日となった。二十七日の時点での月間販売が一九万一〇〇〇台となり、これまでの七月の月間最高記録となっていた一九九七年の一七万二三〇〇台を上回った。
 これだけにとどまらず、今年五月に達成した月間最高の二一万一一〇〇台をも追い越す勢いを見せている。七月度の一日平均販売は一万台となっており、このペースが続くと、残り四日間で五月の記録を打破れるとみている。
 今年の累計では一二七万三〇〇〇台の販売となっており、昨年同時期の一〇一万七〇〇〇台に対し二五%相当の二五万五五〇〇台増となっている。
 業界筋では七月度の好調を多分に航空業界の混乱の影響で、新車を購入して休暇の旅行に当てたものと推測している。
 GMのプリズマ、ホンダのシビックなど数種類のモデルが二カ月以上の順番待ちとなっている。このためメーカー筋では新規採用による人員増加や、第三シフトの採択などで増産体制を固めている。
 自動車メーカー協会では今年の国内販売目標を二三〇万台と設定している。昨年の実績の一九二万七〇〇〇台を二二%上回る。これにより生産予想は二八七万台としている。