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物流センターを爆破=TAM機事故=跡地はサンパウロ市に寄付

2007年8月7日付け


 【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】サンパウロ市コンゴーニャス空港前のTAM物流ビルが五日午後三時半、撤去のために爆破された。TAM航空機が滑走路をオーバーランして衝突炎上し、多数の犠牲者を出した十七日以来閉鎖され、当局の監視下に置かれていた。市当局が検証の結果、再利用は不可と裁断したことで撤去となった。
 爆破はダイナマイト七五キロが使用され、四階建てのビルは三秒間で崩れ落ちた。同ビル以外に類焼した三軒の家屋および隣接のガソリンスタンドも撤去された。がれきの山は一万八〇〇〇トンに上り、一八〇〇台のトラックが除去運搬に使用される。これにより事故発生以来通行止めとなっていたワシントン・ルイス大通りの郊外方面行きは通行が再開された。
 ビルの所有者のTAM航空は、同ビル跡地をサンパウロ市に寄付することを明らかにした。カサビサンパウロ市長は跡地を公園とし、慰霊碑を建設する意向を示している。セーラサンパウロ州知事およびカサビ市長は共に同ビルの爆破作業を視察した。