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現金980万レアルを強奪=10分以内の手際の良さ=サンパウロ市

2007年8月9日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】サンパウロ市カンブシー区で六日深夜、運送会社に武装した十人組が侵入、今年最大の盗難となる九八〇万レアルの現金を奪って逃走した。
 運送会社は厳重な防犯装備が施されていたが、覆面集団は裏口の塀をよじ登って内部に侵入、経理室の壁を爆破物で破壊した。現金の束から五〇レアルと一〇〇レアルを選んで持ち去る余裕さを見せた。
 爆破音で異変に気がついた警備員が警察に通報したが、警官が駆けつけた時は一味は逃走した後だった。侵入から逃走までわずか十分以内という手際の良さだった。
 警察では防犯カメラの映像をもとに捜査しているが、内部従業員の共犯の疑いもあるとみて追及している。現場は陸軍と空軍の駐屯部隊のある一画で、大胆な犯行として驚きをもってみられている。