2007年8月10日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】サンパウロ市東部ジャルジン・リモエイロ区のファベーラ、カジーニャ・ベルデで八日午前三時ごろ火災が発生し、五〇〇人が焼け出された。警察と消防で原因を調査中だが、不法配線によるろう電が原因とみられている。
消防によると、火の手は最高五メートルまで上り、八〇〇〇平米のファベーラ一五〇世帯のバラックのうち、八〇%が焼き尽くされた。ケガ人は出なかった。九台の消防車が出動、三十人の隊員が四時間かけて鎮火した。
サン・ミゲル区長は近くのサコロン(青果市場)の跡地一〇〇〇平米を避難収容所として提供したが、焼け出された住民は焼け跡にバラックを再建すべく居残っている。住民は一度離れると他人に場所を取られると話している。