2007年8月10日付け
ジルセウ前官房長官の「PT政権誕生回想録=私は無実」の出版記念会が先日、首都で行われ、前長官の支持者多数が出席した。ところが驚いたのは回想録の内容ではなく、お開きと思ったころに前長官がバーテンから出席者全員に配布させたメモの内容である。
「記念会はワリカンです。政治パーティへジルセウからの通告。手前が食っているご馳走の代価は手前に払わせる」
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サンパウロ州カンピーナス市で七日夕方、出勤途中の女性(26)が交差点でバスの後ろに乗用車を停車させていたところトラックが追突、車は挟まれてぺしゃんこに大破した。しかし、奇跡的にも女性はバスとトラックのバンパーの下にできた隙間に押しやられ、三時間後に無事救出された。女性は手首の骨折と腰の脱きゅうのけが。
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家庭用プロパンガス一〇一二本(一五トン)を積載したトレーラーが八日朝、サンパウロ州アラサトーバ市の国道で爆発し、運転手と助手が死亡、二人の焼死体は四時間後に回収された。カーブ走行中に後部タイヤがパンクし、ホイールと路面の接触で発生した火花が積荷に引火したとみられる。
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別居中の妻から二歳の息子を連れ出した後で夫が自殺し、息子が行方不明となっている。四年続いた結婚生活の後、夫の暴力に耐えられなくなった女性(22)はサンパウロ州カンピーナス市の実家に帰ったが、六月十五日に夫が女性の留守中に息子を連れ出した。夫はサンパウロ市北部トレメンベ区の実家で暮らしていたが、息子を教会のシスターに預けたと言い残し、先月二十四日にショッピングセンターの駐車場から飛び降り自殺した。女性は今日も息子の跡を追い、教会を尋ね回っている。