2007年8月10日付け
文協の「水曜シネマ」は、十五日の例会で「終戦記念日スペシアル」を行う。映画「ビルマの竪琴」の上映に先立ち、午後一時から、元海軍兵学校および予科練の関係者が、戦中の軍事訓練、教育、世相について、みずからの体験を語るセッソンをつくる。
文協の小森広理事(水曜シネマ担当)と布施直佐コーディネーターによれば、十五日の水曜日がちょうど、終戦記念日に当っていたため、この企画をした。
体験を語る時間は、午後一時から二時まで。出席者は徳留清さん、脇田勅さん、続木善夫さん、井上康文さんの四人。司会は布施さん。このあと直ちに上映にうつる。フィルム「ビルマの竪琴」は、竹山道雄原作、五六年作品、市川崑監督、三国連太郎、安井昌二、西村晃、北林谷栄、伊藤雄之助、三橋達也共演。あらすじは「太平洋戦争終結後、米軍の要請で、抵抗する日本軍の説得に出かけた水島上等兵(安井昌二)が、そのまま消息を絶った。やがて水島は原隊に戻ってきたが、その姿は仏僧……。水島に何が起こったのか」。
小森理事は「一年一回の終戦記念日。太平洋戦争は、あなた自身にとって何であったのか、問い直すいい機会です」と参加をすすめた。入場料金はいつものとおり会員は無料、非会員三レアル。