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ハトの追放に成功=糞害に悩む教会が独自策

2007年8月11日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】サンパウロ州リベイロン・プレット市で、教会の広場に集結する鳩の群れの糞害に悩まされていた牧師が、花火とサーチライトで鳩を追放するのに成功して話題を集めている。
 同市中心部のバンデイラ広場に位置する教会の広場には毎日三万羽以上の野生の鳩が集結、夜を明かしていたことから、教会では糞害による脳膜炎などの病害発生に警戒を発していた。しかし、市当局や自然環境局(IBAMA)が何らの対策を講じないことから独自の追放対策を行った。
 鷲や鷹、サルを放し飼いにして鳩退治をすることも考慮したが、結局花火を使用した。過去三ヵ月間、一日二回花火を打ち上げ続けたことで鳩は遠のいた。
 同市医科大学によると、昨年十一人が鳩が原因で発病、うち八人が死亡した。一九九二年以来、二三六人が死亡している。