2007年8月14日付け
「おいしいけど、どこで売ってるんですか」。ADESC(農協婦人部連合会)の饅頭をつまんでいて、尋ねられた。
各地でフェイラを開き自家製商品を販売するADESC。先日の老ク連大会で、玉腰豊子副会長は「駄目なら駄目でいいじゃないか」と設立当時の想いを熱く語った。有志で始め、支部は七十から十八になり資金も消えた。だが「『ない』というほど強いものはない。頭を下げてなるものなら何でも下げるわ!」。
今は、「売ることに忙しいけど直接お客さんと接するから反応がよくわかります」。口コミで広がり客がつく。味に加え、調理者が見えるという安心感もあるだろう。
創立十年以上を過ぎ、活動の幅を広げているADESC。「田舎のオバサン」と自称しつつ、自身の〃出来ること〃をコツコツと続けてきた会員の明るい笑顔が印象的で気持ちいい。 (稲)