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空港までタクシー値上げ=料金メータープラス50%=サンパウロ市

2007年8月15日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙十四日】サンパウロ市からグァルーリョス市クンビッカ国際空港までのタクシー料金が値上げされて利用者を驚かせている。これまでに見られた事前の料金取決めは禁止され、料金メーターのほかに市外走行追加料金五〇%が徴収される。
 この措置は二〇〇六年十一月に市条例として発令されたもので、今月初めから交通局ではタクシー業者に徹底を促している。これまでタクシー会社や協同組合はホテルや企業と契約して割安な料金を提供してきた。個人タクシーも空港などでメーターに関係なく一定料金で客を乗せていたが、市条例ではこれを禁止した。
 三十四歳の女性弁護士はジャルジンス区の自宅からクンビッカ空港まで正規料金(五〇%追加料金込み)一一二レアルを支払ったが、これではタクシーを利用できないと不満を漏らしている。いっぽうで二十五歳の女医はヴィラ・カロン区からクンビッカ空港まで通常は七〇レアルのところを四七レアルですませた。
 タクシーの運転手は交通局の言いなりでは商売が上がったりになるとして、交渉で割引に応じるとの態度を示している。