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2007年8月15日付け

 将来の年金不安は、逆ピラミッド型が予測されるブラジル社会だけではないようだ。ブラジルでは、年金のほうが汚職よりも深刻だとポールソン財務長官が語った。汚職で稼いだ資産は、バカ息子が散財するという。
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 米国マイアミには大勢のブラジル人が就労しているのに、ブラジル人好みのピッツアがない。モンテ・ヴェルデは、ブラジル式ピッツアの米国出店を決めた。同店はピッツア素材やトマト・ソース、アゼイテに独自の工夫をこらしている。
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 Apexは八月二十八日、東京で取引高六〇〇万ドルを目標にブラジル・ファッション・ショーを行う。
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 フォード自動車は十五日、新車エコ・スポーツの発表とともにハイエナや河馬などを展示する。
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 パリの高級レストラン「ラストランセ」でシェフを務めるバルボー氏は、ブラジルの香辛料を乾燥物でなく生鮮状態で風味の研究をしたいと来伯した。ブラジルにはフェイジョアーダや北東伯料理といった香辛料を使った独自の風味を出す方法があるという。
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 いま地方都市でデジタル・シティ計画が進んでいる。これまで教会と広場が市の中心であった。それがメーカーとオペの資金援助でwiFiを据えたガラス張りのテレセンターが、市の中心を飾る野外ステージになる。年金生活でヒマを弄び、生けるミイラとなった高齢者の姿もなくなると期待されている。
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 フォース・ド・イグアスを訪れる外国人観光客は、土産物購入で毎月一〇〇万レアルを同市に落す。しかし、土産物の九五%は他州産。イタイプー社とSebraeは、同市のブラジルとアルゼンチン、パラグアイにある商品を一同に集めたギャラリーを出した。