カメローの営業権１年間停止

２００７年８月１６日付け

　サンパウロ市当局は十四日、向う一年間にわたりカメロー（露天商人）の路上営業権を発給しないとの市条例を発令、官報（ジアリオ・オフィシアル）で公報した。
　当局によるとカメローの商品は密輸品が多く、その取締りのための措置だとした上で、これまでに五三〇〇人に営業許可を出しており、これ以上増やす必要はないとしている。
　さらに、屋内商店にカメローを集約することも検討中で、路上での営業は今後認めないとの姿勢を見せている。これに対しカメローらは反発、集会を開いて抗議デモを行い、息まいている。
　シダーデ・デ・アデマル区イエルヴァンテ・キサジキアン大通りで十三日午前十時、当局がカメローを取締り、不法営業者からトラック十四台分の品物を押収した。