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見せます上院議長の錬金術=手段選ばず闇取引に精進

2007年8月22日付け

 【ヴェージャ誌二〇二〇号】カリェイロス上院議長は、現金一三〇万レアルを払って他人名義でアラゴアス州のメディアを買収した。同議長は短期間にアラゴアス州の富豪となったが、申告した資産は一〇〇〇万レアル、だが隠し資産は果てしない。
 アラゴアス州で時下相場二五〇万レアルのラジオ放送局を二社と三〇〇万レアルの日刊新聞社をも所有し、地元メディアを陰で操る黒幕とされる。しかし、同州でこの事実を知る者はいない。それは、全て違法な秘密結社であるため公表できないのだ。
 そのためラランジャ(名義賃貸人)名義で買収する。取引は現金で行い、銀行に足跡を残さない。同議長は刑務所の塀の上を歩くようなことをしている。資金の出所は全く不明。共犯者は議長側近の上院職員と思われる。
 同議長の名前はどこにも出ないため、国税庁や選挙裁判所、国会には一切伏せてある。同議長は一九九八年、アラゴアス州知事選に立候補した。しかし、コーロル一派が逆臣カリェイロスの政治活動にメディアを通じてジャマをした。
 アラゴアス州のメディアは、コーロル元大統領の配下にあったからだ。同議長は、自分のメディア帝国設立に取り掛かった。そこで狙ったのが、コーロル弾劾の口火を切った実弟のペードロ抱きこみであった。ペードロの義父で事業家のリラ氏に、同議長は出資者として接近した。
 ここから同議長の錬金術が始まった。カネを手に入れるためには、手段を選ばず。同議長の周囲にはガウタマ建設のようなアングラ界のロクデナシたちが集まり、レナン&リラ秘密結社が形成された。
 同秘密結社はアラゴアス州を舞台に上院議長の権限を盾にとり、水増し公共工事請負や契約書だけの幽霊工事などで荒稼ぎをした。一方同州のメディアを津々浦々まで独占し、州民を洗脳した。そのころリラ氏とも別れた。
 カリェイロス一族や議長側近が続々と秘密結社に参加してラランジャになった。全ての取引は同議長が仲介し、買収主は表向きラランジャであった。しかし、仲介人が買収主であることは一目瞭然である。同議長の周囲には不思議な取引が絶えない。
 スキンカリオール飲料によるカリェイロス一族のボロ会社を、時下相場よりはるかに高い価格買収を同議長が仲介した。アラゴアス州にある同議長の農場買収に、検察庁が横領容疑で不動産登記所へ捜査介入を行なった。同議長の別宅に泥棒が入り、連警が探していた伝票を盗んだという偽装盗難の疑惑がある。話が合い過ぎるのだ。

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