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会長みずから味付け=北海道協会のラーメン祭り

2007年8月23日付け

 北海道協会婦人部「はまなす会」は、「第十二回北海道ラーメン祭り」を十九日、同県人会会館大サロンで開催した。北海ちらし百六十色、苺大福四百二十八個を正午すぎに、ラーメン六百食を午後三時前に完売し、予想以上の人出で、会場は満席になった。
 「いつもより多く作ったのに、よく売れた」と婦人部長の水野誠子部長。麺とメンマを日本から取り寄せ、焼き豚は鳴海佐恵子さんの手作り。のりや卵、シナチクを添え、澄んだラーメンスープは料理人の木下利雄協会会長が自ら味付けを行った。
 ラーメン祭りは、はまなす会の創立とともに欠かさず続けられてきたおり、「一回目は麺もスープも北海道から取り寄せて、人も少ないし二、三百食くらいだった」と初代会長の伊東六子さんは振り返る。
 会場では、青年部「ひぐま会」はシュラスコや飲み物を売り、オヤジ会はカキ氷を振舞った。「皆が手伝ってくれるし、天気も良くて」と上機嫌。エプロン姿の「はまなす会」会員らは、忙しそうに手を動かしていた。
 佐賀県出身の男性は、同日行われた長崎チャンポン祭りから〃梯子〃で来場。「麺類には目がなくて。こういうものは、きょうしか食べられないからね」と嬉しそうにラーメンをすすっていた。