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露天商を24時間取締り=深夜営業を徹底阻止へ=サンパウロ市

2007年9月1日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十一日】サンパウロ市当局と警察は、ブラス区でのカメロー(露天商人)取締りを二十四時間体制とすることを決定した。これまでは一時から一八時までだったのを延長したもの。
 この決定の背景には三十日未明に発生した警官隊とカメローの衝突にある。カメローらは警官の制圧を無視してブラス区での深夜フェイラを営業すべく集結した。約八〇〇人のカメローが一二六人の警官(うち機動隊三十人)と衝突、投石などで抵抗した。これに対し警官隊はガス銃やゴム弾で応戦した。
 このことから、警察は四〇〇人の警官隊を常駐させて制圧に当ることを決定した。市当局はさらに一日から、カメローの営業権を停止し、向う五日間を営業禁止処分とした。カサビ市長は向う一年間の新規営業権の発給停止を表明したばかりで、市当局とカメローのいがみ合いはさらに深刻さを増している。