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数字くじ悪用し詐欺=売上を貯蓄銀行に払わず=リオ

2007年9月1日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ紙八月二十九日】連警はリオデジャネイロ市で二十八日、連邦政府が行っている数字クジ(ロテリア・フェデラル)を利用し、貯蓄銀行を相手取って詐欺を働いた七人を逮捕した。一味は総勢九人でうち二人は逃亡中。
 警察の調べによると、一味は六月にチジュカ区の宝くじ店を買収したが、四日間営業して売り上げた六五二枚の宝くじの代金四九〇万レアルを管理する連邦貯蓄銀行に支払わず着服した。さらにこのうち十九枚が当たりクジだったことから、八枚分の九万五〇〇〇レアルの賞金も受取っていた。残りの当たりクジが換金されると被害は二二万レアル以上に上るところだった。
 銀行側は宝クジ店との間のトラブルであり、正規な機械で発行された賭け札には賞金を払う義務があると説明している。この場合銀行は賭け金を入金せずに、賞金を支払うという二重の被害にあうことから、徹底した管理が必要だとしている。