2007年9月1日付け
コレジオ・ブラジリア(久場綾子理事長)と姉妹校提携を結ぶ沖縄尚学高校(名城政次郎校長)の交流訪問団がこのほど来伯した。一行はブラジリア、サンパウロなど各地を訪問、二十二日夜にサンパウロ市の沖縄県人会で歓迎会が催された。
両校の姉妹提携は一九九五年から。二年に一度沖縄から生徒が来伯しているほか、ブラジリア校からも沖縄を訪れている。
今回は生徒十一人と引率教師一人が来伯。十六日の着伯後、ブラジリア校生徒宅でのホームステイや、同校で体験授業などに参加。レジストロやサンパウロで県人が経営する農園、ドラッグストアなども訪れた。二十三日にはあけぼのホームでエイサーを披露。サントスやリオなども訪れ、二十八日に帰国した。
歓迎会にはブラジリアの生徒、教師ら八人も出席。与儀昭雄会長など県人会役員十四人と共に交流した。
全員の自己紹介に続いて挨拶した与座宏章・沖縄尚学高校教諭は、「今日はこのような歓迎会を開いていただき、ありがとうございます」と感謝を表した。その後夕食会に移り、出席者は親睦を深めた。
中学校の時に東京から沖縄へ越し、同校に入学した塚本深冬さん(17)は「初めて沖縄へ行った時に人の温かさに感動したように、今回も感動した」と声を弾ませた。
「想像以上に心が熱いと思った」という池原有貴さん(16)は、「サッカーのイメージが強かったけど、バスケがあるのが意外だった」と話す。
ほかにも「挨拶でするキスが嬉しかった」「『こっちこい』という雰囲気が沖縄と似ていた」など思い思いの感想。最後は生徒全員で「ニヘーデービル(ありがとうございます)」と感謝の言葉を述べた。
与儀会長は「こうした青少年の交流は県人会としてもどんどんやっていきたい。とても良い勉強になったのではないでしょうか」とコメントした。