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両国の類似事業取りまとめへ=百周年=サンパウロ州、市と百周年、領事館が会合

2007年9月4日付け

 サンパウロ州政府によるブラジル日本移民百周年記念事業の会合が八月三十一日午前十一時から、バンデイランテス宮で開かれ、観光、文化、教育局など州内各庁の関係者、サンパウロ市、在サンパウロ日本国総領事館、ブラジル日本移民百周年記念協会の関係者が出席した。
 この会合は、各関係機関で準備が進められている百周年関連事業のすり合わせを行なうことが目的。今月中旬に次回会合が開かれ、同月末には最終的な取りまとめが行なわれる。
 司会を務めたジョゼー・ロベルトサンパウロ州国際関係特別補佐官によれば、その後、連邦政府で討議が行なわれるという。
 総領事館の楠彰領事は、日本側で政府、民間を合わせて約九十のプロジェクトが挙がっていることを報告、その大半が音楽公演、展示会など文化的なものと説明した。
 百周年協会からは、吉岡黎明、桂川富夫、福原カルロス氏らが出席。福原・祭典コーディネーターは、兵庫県神戸市と調整が行なわれている「友情の灯」プロジェクトについて話し、各局関係者に理解を求めた。
 横田パウロ氏は、日本にいる約三十万人の在日ブラジル人が母国に多額の送金をしていることなどを話し、「デカセギの地位向上を図るべき」と力説。
 教育局が実施している教育プロジェクト『ビバ・ジャポン』の日野寛幸コーディネーターは、「こういう機会に各関係機関と連携していければ」と期待を表した。