ニッケイ新聞 2007年9月6日付け
【エスタード・デ・サンパウロ五日】国内五大国立公園のひとつでマット・グロッソ州にあるシャッパダ・ドス・ギマラエンス国立公園で起きた山火事は現在も続き、一日から四日までに、公園とその周辺部の九〇〇〇ヘクタールが焼失した。
その内訳は公園敷地内三〇〇〇ヘクタール、周辺部六〇〇〇ヘクタールとなっており、公園内の九%が被害を被っている。この数字は二〇〇一年の三三〇〇ヘクタールには及ばないが、絵葉書の中にも含まれているサン・ジェロニモの丘にも到達した。
最大の懸念は、絶滅が心配される何十種類もの鳥類がいる公園の中心部にまで火が及ぶことで、何種類もの蛇の死骸も既に発見されている。