青少年にチャンスを

ニッケイ新聞 2007年9月11日付け

 【エスタード・デ・サンパウロ六日】貧困対策に成果をあげてきたと自負する現政府が五日、青少年向けの新しいプログラム(プロ・ジョーベン)をスタートさせた。このプログラムの対象は十五歳から二十九歳までの青年たちで、二〇一〇年までに四二〇万人の青年たちに就学の場や学費の援助等を与えるという。
 国内の十五歳から二十九歳の青年五〇五〇万人のうち四五〇万人は貧困の中におり、文盲者も一八〇万人いる。このプログラムは貧困手当(ボルサ・ファミリア)の対象年齢の十五歳から十七歳への引き上げも含めており、一家族二人までの青年が三〇レアルの支給を受けられることとなる。